ザガーロ

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ザガーロ(デュタステリド)は2015年9月28日に承認されたばかりの新しい薄毛・AGA治療薬です。グラクソ・スミスクライン(GSK)社から2015年11月24日に発売される予定です。ザガーロの成分はデュタステリドで日本では「アボルブ」として前立腺肥大に適応があり、アボルブと同一の薬剤になります。ジェネリックではありません。

ザガーロ(デュタステリド)の作用機序

男性ホルモンのテストステロンは5αリダクターゼという酵素によってジヒドロテストステロン(DHT)に変わります。DHTは非常に強い男性ホルモン作用を持ち、DHTが多いと毛根にダメージを与え、脱毛が進みます。

5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型がありますが、プロペシアがⅡ型のみを阻害するのに対し、ザガーロは5αリダクターゼⅠ型とⅡ型の両方を阻害することで、男性ホルモンのテストステロンから高活性ホルモンDHTへの変換を抑制します。
そのため、ザガーロはプロペシアよりも効果が高いとされています。

ザガーロの治療対象

ザガーロの治療対象は原則として成人(20歳以上)男性です。

円形脱毛症や栄養失調、全身疾患(甲状腺機能障害、膠原病等)、薬剤による脱毛症には効果がありません。

ザガーロの服用方法

ザガーロは、1日1回0.5mgを内服します。食事には関係ありません。

ザガーロの取扱いについて

ザガーロはアボルブと同一の薬剤でありながら、納入価がアボルブよりも高額になります。当院では、少しでも安く患者様に薬を提供するため、ザガーロではなく、アボルブの服用をお勧めしており、ザガーロの取扱いは今のところ考えておりません。

ザガーロ ザガーロ

ザガーロの副作用

ザガーロは長く飲む薬ですから、副作用はとても気になるところです。ザガーロの副作用は非常にまれで、長期間内服しても安全性に問題がないと言われています。
少ないですが、性欲減退や性機能低下、乳房が大きくなるなどの副作用が起きると報告されています。

ザガーロの注意点

●ザガーロを服用する方に

ザガーロは、接触面の皮膚から吸収されますので、女性や小児はカプセルから漏れた薬剤に触れた場合は、直ちに石鹸と水で洗うようにしてください。